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子連れ関東3泊4日——移動を減らす設計と、ICOCAを落とした日

新神戸駅で購入した淡路屋の駅弁

小6と小4の子ども2人を連れて、関西から関東へ3泊4日。上の子が関東の友達に会うこと、私たち夫婦が2年後の引っ越し先としてURの団地を下見することが目的の、少し欲張りな旅でした。

結論から言うと、全員が体調を崩さず帰ってこられたのは、行き先を絞ったからではなく「1日1イベントに抑えたから」でした。この記事では実際の行程、かかった費用、そして途中で起きたICOCA紛失の手続きを記録しておきます。

旅の概要

項目内容
日程3泊4日(夏)
人数大人2・子ども2(12歳・10歳)
移動新神戸〜東京の新幹線往復、現地はJR中心
宿1泊目:ダイワロイネットホテル大宮/2〜3泊目:ローズホテル横浜(中華街)
総額252,631円(内訳は記事後半)
目的①上の子と友達の再会 ②横浜のUR下見 ③家族の観光

宿はあえて2か所だけにして、後半を連泊に。荷造りと移動の回数を減らすのが最大の目的です。

なお今回は、天候に恵まれました。 2026年の夏は関東で局地的な大雨が続いていた時期でしたが、滞在中は雨に降られず、酷暑にもならない期間にあたりました。

これは運です。ただ、この記事の行程は「歩けること」を前提に組まれている——下町の食べ歩き、団地の坂道、駅から徒歩20分の物件確認と、雨だと成立しない要素が多く含まれています。同じ時期に行かれる方は、雨天時の代替案(屋内施設・タクシー利用・下見の順序変更)を用意しておくと安心です。

1日目:駅弁ではじまり、ICOCA紛失で終わる

出発はリニューアルした新神戸駅から。駅弁売り場でたこ飯とすき焼きが半分ずつ入ったお弁当を購入しました。前から食べてみたかったたこ飯が味わえて、旅のスタートとしては満点です。

舞浜駅の待ち合わせには早めに到着し、ディズニーランドの外にあるお土産店とイクスピアリを見て回りました。猫缶や猫の形のクッキーで知られるシャトロワの試食が、割れではなく1枚まるごとで驚くほど大きく、おいしかったです。ただ後で気づいたのですが、帰りの新神戸駅のお土産店にも少し置いてあり、神戸ハーバーランドのumie モザイクに店舗がありました。「現地で買わなきゃ」と荷物を増やす前に、地元での取扱いを調べておくと軽く動けます。

舞浜のコインロッカーは駅の外が使いやすい

荷物を預けたのは舞浜駅の改札を出て、下のバス乗り場にあるコインロッカーです。交通系ICカードで支払えるので小銭の用意も不要でした。パークに入らない付き添い組にとっても、駅を出てすぐの位置は動きやすくおすすめです。

上の子は時間どおり友達と合流。残り3人は錦糸町へ移動しました。目当ては亀戸ぎょうざ。駅前のマルイの1階で子どもが雑貨を買い、そのまま通り抜けた先にお店があります。カウンターがほぼ外と同じ開放構造で汗だくでしたが、店員さんがこまめに水を足してくださる気配りがうれしく、価格も手頃で、餃子もラーメンも大満足でした。

そのあとミニストップでパフェを買って近くの公園で食べ、さらに錦糸公園へ。よく歩いた一日でした。

……そして、駅に向かう途中で下の子が「ICOCAがない」。歩いた道を戻って探しましたが見つからず、警察に遺失届を出しました。詳しい手続きは後述します。

気を取り直して切符を買い、ダイワロイネットホテル大宮へ。荷物を置いて夕食を探しに出ると、駅の反対側で大宮夏まつり・中山道まつりが行われていて、思いがけない当たりでした。夕食は魚料理がメインの居酒屋へ。

宿選びで正解だったのは風呂とトイレがセパレートだったこと。子連れの連泊では地味に効きます。逆に誤算はコインランドリーで、荷物を減らすため洗濯前提で来たのに全台が埋まっており、早めに並んだつもりが深夜スタートになりました。

「アフター3パスポート」で日曜のディズニーが十分楽しめた

上の子は友達家族と、日曜日の午後にアフター3パスポート(15時から入園できる券)でディズニーランドへ。8月上旬の日曜日で、大人8,700円・こども4,400円でした。混雑する日曜でしたが、結果的にかなり満足度が高かったようです。

  • レストランで夕食をとり、座って休む時間を確保
  • 夜のパレードの時間帯に、いろいろなアトラクションを回れた——パレード目当ての人が沿道に集まるぶん、乗り物の待ち時間が下がるタイミングです

丸一日券より安く、体力の消耗も少なく、夜の雰囲気も味わえる。 小学校高学年以上で「全部乗りたい」より「楽しく過ごせればいい」タイプなら、休日の午後入園は有力な選択肢だと思いました。

※ディズニーのチケットは日によって価格が変わる変動価格制です。上記は8月上旬の日曜日の料金なので、訪問日の価格は公式サイトでご確認ください。

その後は友達のお宅に泊めていただき、翌日は他のお友達とも家で遊んで過ごしました。

2日目:都電と下町、乗り換え少なめで一日巡る

朝は大宮児童公園を散歩してから都内へ。

まず王子駅から飛鳥山公園へ。ここには都電の車両と蒸気機関車が展示されていて、新幹線が走るのも見えます。電車好きのお子さんなら間違いなく喜ぶ場所です。

飛鳥山公園の案内図


飛鳥山公園 都電

ひとつ残念だったのは、訪れた日がお土産屋さんと紙の博物館の休館日にあたってしまったこと。公園内には博物館が複数あるので、曜日を確認してから行くと満足度が上がります。 屋外の展示車両は問題なく見られたので、子どもは十分楽しんでいました。

そこから都電荒川線に乗って熊野前駅で下車し、谷中銀座へ。ここは食べ歩きが楽しく、老舗の後藤の飴でお菓子、hitotemaでパン、そして猫のしっぽの形をした焼きドーナツやなかしっぽやを購入しました。どれもお手頃価格で、猫モチーフのものが多く、子どもも喜びます。

谷中銀座 夕やけだんだん

印象的だったのは外国人観光客の多さと、それに応じる店員さんたちです。東京は英語が流暢な店員さんが多く、さらりと切り替えて接客する姿がかっこよかったです。

続いて日暮里繊維街を歩き、日暮里駅から御茶ノ水駅へ。神保町の古書店街で豆本を眺め、文具店で買い物をしてカフェで休憩しました。

次は巣鴨。「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる地蔵通り商店街を散策してから、本家の原宿へ移動しました。原宿では品揃えのいいダイソーで、子どもが大好きなモケケを購入。コレクションの仲間が増えました。締めはクレープです。

下町から原宿までを1日で回っても疲れなかったのは、どこも「駅を出たらすぐ歩ける」場所で、乗り継ぎが少なかったからだと思います。

夕方に上の子と合流し、夜は原宿駅からホテル最寄りの石川町駅へ。20時半を過ぎていましたが電車は満員で、1本見送りました。夜でも都心方面は混みます。子連れなら1本見送る余裕を時間に入れておくと安心です。

3日目:午前はUR下見、午後は子どものごほうび

ホテル近くのコインランドリーで洗濯をしてから、JR根岸線沿いのUR物件の下見へ。物件そのものの評価は別記事に書きますが、行程の組み方として押さえておきたい点が2つありました。

ひとつはきっぷの有効範囲です。この日は「ヨコハマ・みなとみらいパス」を購入しました。JR線は横浜〜新杉田が乗り放題で、港南台は範囲外。UR営業センターのある港南台へ行くには別途運賃がかかります。下見と観光を1日に混ぜる場合は、フリーきっぷの範囲を先に確認しておくと無駄がありません。

もうひとつは鍵の返却時刻。見学用の鍵は15時までに営業センターへ戻す必要があり、最後は駆け足になりました。返却は夫が港南台へ行って担当し、私と子どもたちは新杉田駅の商業施設内のマクドナルドで昼食、という分担で乗り切りました。下見の日は「返却時刻から逆算」して組むべきでした。

なお、営業センターは予約せずに訪問しました。たまたま他のお客さんがいなかったのですぐ候補を出してもらえましたが、予約していったほうが確実です。

この日見た団地の詳細——家賃・築年数・間取り、そして図面では分からなかった設備の制約については、別記事にまとめました。
👉 [【体験記】横浜のUR団地を3件内見してきた——図面では分からなかったこと]

午後はみなとみらい駅へ移動し、よこはまコスモワールドへ。ここで想定外だったのが料金体系で、乗り物ごとにチケットを払う方式のため、最初に5,000円分をまとめ買いしたものの、結局そのあと1万円以上を追加しました。回転系の絶叫アトラクションは見ているだけで怖く、小6の上の子は最後まで迷った末に乗ったものの、翌日まで体調不良を引きずりました。

その後はYOKOHAMA AIR CABINで桜木町へ移動し、駅前の商業施設で夕食。帰りに中華街でいちご飴と小籠包を買ってホテルへ戻りました。

横浜大天后宮

4日目:早めに駅へ、が正解だった

朝食はブラフベーカリー本店(元町)へ。ミルクパンが絶品で、ボリュームのあるキッシュは持ち帰り、帰りの新幹線待ちに家族で分けました。

ブラフベーカリー本店

午前は「行きたい人だけ行く」方式に。夫と下の子は横浜大世界のアートリックミュージアムへ、体調の優れない上の子と私はお土産を見てからスターバックスでゆっくり過ごしました。全員で同じ行動をしない時間があると、体力差や体調不良を吸収できます。

上の子の希望で早めに新横浜駅へ。これが結果的に良く、改札内はお土産店が少なかったため、一度改札を出て2店舗でお土産を購入し、余裕をもって戻れました。新幹線はQRコードから発券し、改札内の待合室で時間を過ごしました。

トラブル記録:ICOCAを落としたらどうなるか

記名式のこどもICOCAを紛失しました。5,000円をチャージした直後で、しかも新幹線のIC乗車登録も済ませていたという最悪のタイミングです。実際の流れを残します。

※以下は2026年8月現在の手続きです。制度や手数料は変更される場合があるため、実際に手続きする際はJR西日本の公式サイトで最新情報をご確認ください。

  1. その場で警察に遺失届を提出
  2. 関東の窓口では利用停止できなかった——調べた時点では「みどりの窓口や駅の窓口で停止・再発行できる」とありましたが、錦糸町駅のみどりの窓口で相談するとICOCAエリア外のため対応不可。関西に戻ってからの手続きになりました
  3. 新幹線のIC乗車登録は解除し、帰りはQRコードで発券する方式に変更
  4. 帰宅後、関西のみどりの窓口で利用停止と再発行を申し出
  5. 再発行できるのは申し出日の翌日から14日以内。 この期間を過ぎると手続きできなくなるので要注意です
  6. 身分証明書と再発行整理券を持ってみどりの券売機プラスでオペレーターと通話し、再発行手数料520円+デポジット500円を支払って受け取り
  7. チャージ残額は使われずに残っていました
  8. 後日、警察から「カードが届いている」と手紙が。遠方なので着払いで送ってもらえます。届けてくださった方に感謝です

教訓は2つ。ICOCAは自社エリア外だと即時停止ができないこと。そして記名式なら残額は守られるということです。 こども用は必ず記名式なので、その点は安心材料でした。

結果的に、子どもが一番学んだ出来事だった

失くしたことで、残りの旅程は毎回きっぷを買って改札を通ることになりました。そのおかげで、子どもは券売機の使い方と、きっぷでの改札の通り方をすっかり覚えました。ICカードだけで移動していたら、たぶん一度も経験しないままだったと思います。

面白かったのは親子で買い方が違ったことです。私は券売機の上にある路線図を見て運賃を確認してから買いますが、子どもは迷わず券売機の検索機能で目的地を入力していました。同じ目的地に、まったく違う経路でたどり着く。現代の子だな、と感じた瞬間でした。

そして帰宅後、本人が選んだのは口が開かないタイプのパスケース。「もう落とさない」と心を新たにしていました。5,000円と手数料1,020円と少しの時間を払って、本人が自分で身につけた学びです。 親が言って聞かせるより、はるかに効いたと思います。

かかった費用:4人で25万円

項目金額
新幹線(のぞみ指定席・往復・大人2+子ども2)91,920円
宿泊費(素泊まり3泊・2ホテル)38,800円
現地交通費・食費・遊興費・お土産など121,911円
合計252,631円

一番の発見は、宿泊費が総額の15%しかなかったことです。素泊まりで3泊4万円弱に抑えられた一方、現地でかかった費用が12万円超と最大になりました。ここにはコスモワールドの追加チケット1万円超も含まれます。

子連れの国内旅行は「新幹線と宿」で予算を組みがちですが、実際は現地費が最大の変動要素です。ここに上限を決めておくかどうかで、総額は大きく変わります。

やってよかった3つ/次はこうする

よかったこと

  • 後半を連泊にして、荷造りと移動の回数を減らした
  • 1日1イベントに絞り、下見の日に観光を詰め込まなかった
  • 全員一緒に行動しない時間を作り、体力差と体調不良を吸収した

次はこうする

  • ホテルのコインランドリーはチェックイン直後に空き状況を確認する
  • 都度課金型の施設は上限額を先に家族で決めてから入る
  • 見学は返却・締切時刻から逆算して組む
  • フリーきっぷは有効範囲と目的地のズレを先に確認する
  • お土産は地元で買えるものかを先に調べる
  • 雨の日の代替プランを1つ用意しておく——歩く前提の行程は、天候で丸ごと崩れる
  • 博物館や資料館は休館日を確認してから行く

まとめ

移動を減らし、予定を減らしたぶん、想定外(お祭り、ICOCA紛失、体調不良)を受け止める余白が残りました。子連れの遠出は、予定を詰めないことがそのままリスク対策になる——それが今回いちばんの収穫です。

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