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人間ドックで腫瘍マーカーを受けるべき?臨床検査技師が正直に答えます

人間ドックで腫瘍マーカーを受けるべき?臨床検査技師が正直に答えます 臨床検査

「人間ドックのオプションに腫瘍マーカーがあるけど、受けた方がいいの?」

臨床検査技師として働いていると、友人や家族からこの質問をよくされます。結論から言うと、「がんの早期発見が目的なら、腫瘍マーカーはあまりおすすめできません」。その理由を、検査の現場から正直にお伝えします。 

 

らぼ

内向型・HSP気質の医療職(臨床検査技師)2児ママです。

管理栄養士、保育士、FP3級など、子育てや暮らしに活かせる資格を持ち、
やりがいのある仕事を細く永く続けながら「心と身体をすり減らさない暮らし」を大切にしています。
自身は中学・高校・大学受験を経験。

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そもそも腫瘍マーカーとは?

腫瘍マーカーとは、がん細胞が作り出す物質や、がんに反応して体が作る物質を血液で測定する検査です。CEA、CA19-9、CA125などいくつかの種類があり、それぞれ異なるがんと関連しています。 

 

「数値が基準値内=がんがない」ではない

腫瘍マーカーには偽陰性という問題があります。つまり、がんがあっても数値が基準値内に収まることがあるのです。

早期のがんはマーカーの数値に反映されにくく、「正常でした」という結果を見て安心してしまうことが、むしろリスクになり得ます。 

症状がある場合は、診察を受けることをおすすめします。

 

「数値が高い=がんがある」でもない

反対に偽陽性の問題もあります。がんがなくても数値が上がることがあるのです。

炎症、良性の腫瘍、喫煙、飲酒、糖尿病など、様々な原因で腫瘍マーカーの数値は変動します。「数値が高い」という結果が出ると必要以上に不安になり、追加検査を繰り返すことにもなりかねません。 

 

では腫瘍マーカーは何のためにあるのか

腫瘍マーカーが本来得意とするのは、すでにがんと診断された方の治療効果の確認や、再発のモニタリングです。治療前後で数値を比較することで、治療が効いているかどうかを判断する手がかりになります。

スクリーニング(症状のない健康な人ががんを早期発見する)目的での使用は、医学的に推奨されていないのが現状です。 

 

がんが心配なら何を受ければいい?

部位ごとに精度の高い検査があります。

気になる部位おすすめの検査
胃カメラ(胃内視鏡)
大腸大腸カメラ(大腸内視鏡)、または便潜血検査
低線量CT
乳房マンモグラフィ、超音波
子宮・卵巣婦人科検診

 

 

まとめ

腫瘍マーカーは「受ければ安心」という検査ではありません。正常でも油断できず、高くても慌てる必要がない場合もある。それが腫瘍マーカーの実態です。

「どの検査を受ければいいかわからない」という方は、まずかかりつけの医師に相談することをおすすめします。


この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医療判断を行うものではありません。

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